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起業くらべ › 会計ソフト

個人事業主・ひとり会社の会計ソフト3社の比較

開業のあと、帳簿づけと申告をどう進めるかを考えるときに、会計ソフトの利用を検討します。この記事では、帳簿づけを自分で行うか税理士に頼むかの分かれ目を説明し、弥生・マネーフォワード・freeeの3社が公式サイトで示している料金と条件を、個人事業主(確定申告)と会社(決算)に分けて並べます。

自分で帳簿をつけるか、税理士に頼むか

会計ソフトは、日々の取引を入力して帳簿を作り、決算書などの書類にまとめるソフトです。クラウド会計ソフトは、インターネット上で使う会計ソフトです。帳簿づけ(記帳)を自分で行う場合は、このソフトに取引を入力します。記帳を税理士に頼む場合は、入力から任せるか、自分で入力して内容を見てもらうかを決めます。

個人事業の確定申告は、毎年1月1日から12月31日までの1年間に生じた所得の金額とそれに対する所得税等の額を計算して確定させる手続きで、申告の期間は原則として翌年2月16日から3月15日までです。※1会社は、これとは別に法人税の確定申告書を出します。提出の期限は、原則として事業年度(会社が決算をまとめる期間)の終了の日の翌日から2か月以内です。※2会社の決算と法人税の申告は、個人事業の確定申告とは別の手続きです。会社の場合は、ソフトで法人税申告書まで作れるかも確認する項目になります(後の「会社の場合:会計ソフトだけで法人税申告書まで作れるか」を参照)。

税理士に頼むかどうかの分かれ目は、個人事業か会社か、消費税の申告が加わるか、帳簿づけに使える時間があるか、の3つで考えます。具体的な区切りは、開業・会社設立のときの税理士の探し方に書いています。同じ記事には、紹介サービス4社が公式サイトに書いている「会計ソフトの前提」の比較もあります。

個人事業主(確定申告)の場合

最終確認日:2026年10月25日。表の※は、下の「出典」の番号です。

サービス初年度の費用2年目以降の料金(プラン名・税込/税抜・年払い/月払いは公式サイトの表示のまま)いちばん料金が低いプランで使えないこと(公式サイトの記載)インボイス(請求書の発行)が料金に含まれるか開業届・会社設立の書類作成サービスとのつながり公式サイト
弥生(やよいの青色申告 オンライン)
  • セルフプラン:1年間無料
  • ベーシックプラン:1年間無料
  • トータルプラン:19,800円(税抜、1年間半額)
  • セルフプラン(白色申告用):0円(永年)

2027年3月15日までの申し込み分が対象。自動更新の決済方法として口座振替またはクレジットカードの登録が必要。1事業者につき1回のみ。無料体験プラン(最大2か月)の期間を過ぎると利用できない。

価格表の記載は「0円/永年」。初年度の条件の記載なし

※3※4※5
  • セルフプラン:11,800円/年(税抜)
  • ベーシックプラン:22,800円/年(税抜)
  • トータルプラン:39,600円/年(税抜)
  • セルフプラン(白色申告用):0円/永年(税抜表記の価格表)
※3※4※5

やよいの青色申告 オンライン セルフプラン:サポートは、Webの「よくある質問」と記載。電話・メール・チャットのサポートの記載なし※3※4

請求書の発行が料金に含まれるかは公式サイトに記載なし。Misoca(請求書サービス)の請求書を自動連携できると記載※6※7
弥生のかんたん開業届(無料)。会計ソフトへの引き継ぎは公式サイトに記載なし※8
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freee(freee会計 個人事業主向け)

全プラン:30日間無料でお試し

登録はメールアドレスのみ、クレジットカードの登録は不要。初年度の割引・キャンペーンの期限や条件の記載なし

※9
  • スターター:年払い 11,760円/年(月あたり980円・税抜)
  • スタンダード:年払い 23,760円/年(月あたり1,980円・税抜)
  • プレミアム:年払いのみ 39,800円/年(月あたり3,316円・税抜)
※9

freee会計 個人事業主向け スターター:消費税申告・詳細レポート・電話サポート・税務調査サポート・入力代行は含まれない。レシート撮影は月5枚まで。チャット・メールサポートは含まれる※9

「見積書・請求書の作成」は全プランに含まれる。インボイス対応の明記は、スタンダード以上の消費税申告と、別サービスのfreee請求書(無料プランあり)※9※10
freee開業(無料)。会計ソフトへの引き継ぎは公式サイトに記載なし※11
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マネーフォワード(クラウド確定申告)

全プラン:1か月間のお試し

有料プランへの自動移行はない。1事業者につき1回。お試し期間中は一部使えない機能がある。初年度に限った条件の記載なし

※12※13
  • パーソナルミニプラン:年払い 10,800円/年・月払い 1,280円/月(すべて税抜)
  • パーソナルプラン:年払い 15,360円/年・月払い 1,680円/月(すべて税抜)
  • パーソナルプラスプラン:年払いのみ 35,760円/年(税抜)
※12※13

マネーフォワード クラウド確定申告 パーソナルミニプラン:消費税申告は利用できない。レシート撮影は月15件まで無料で、16件以上はプランのアップグレードが必要と記載。電話サポートは利用不可※12※13

パーソナルプランから「消費税申告(インボイス制度対応)」。請求書を含む複数のサービスが基本料金に含まれると記載※12※14
マネーフォワード クラウド開業届(無料)。確定申告・会計への引き継ぎ方法は記載なし※15
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「公式サイトに記載なし」「記載なし」は、確認した公式のページにその記載がなかったという意味です。各社の中のプランは、料金の低いものから順に並べています。表の「いちばん料金が低いプラン」は、各社の中で料金が最も低いプランのことで、3社の間で料金を比べたものではありません。弥生の表は、青色申告用の「やよいの青色申告 オンライン」の中で料金が最も低いプランを指し、白色申告用の「やよいの白色申告 オンライン」は別の製品として最後に載せています。価格表には「0円/永年」と書かれています。※5

料金に添えられている注記(個人事業主向け)

会社(決算)の場合

最終確認日:2026年10月25日。表の※は、下の「出典」の番号です。

サービス初年度の費用2年目以降の料金(プラン名・税込/税抜・年払い/月払いは公式サイトの表示のまま)いちばん料金が低いプランで使えないこと(公式サイトの記載)インボイス(請求書の発行)が料金に含まれるか開業届・会社設立の書類作成サービスとのつながり公式サイト
弥生(弥生会計 Next)

全プラン:最大2か月の無料体験(決算書の作成・出力は不可)

無料体験プラン(0円)が最大2か月間。1事業者につき1回まで。決算書の作成・出力は利用できない。弥生給与 Next とのセット購入で、ベーシック・ベーシックプラスが初年度25%オフと記載

※16
  • エントリープラン:年契約 34,800円/年・月契約 3,480円/月(すべて税抜)
  • ベーシックプラン:年契約 50,400円/年・月契約 5,040円/月(すべて税抜)
  • ベーシックプラスプラン:年契約 84,000円/年・月契約 8,400円/月(すべて税抜)
※16

弥生会計 Next エントリープラン:詳細比較表では、経費精算機能・部門管理・有人のチャットとメールのサポート・電話サポート・仕訳相談・導入運用支援が対象外※16

請求書の発行が料金に含まれるかは公式サイトに記載なし。「適格請求書/区分記載請求書の入力に対応」と記載※17
弥生のかんたん会社設立(書類作成は無料)。設立時の資本金・設立費用のデータが弥生会計 Next に連携されると記載※18
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freee(freee会計 新設法人向け)

全プラン:30日間無料でお試し

30日間無料でお試し(クレジットカード登録不要)。新設法人向けの割引・初年度の条件の記載なし。「初期導入費用と解約料は0円」と記載

※19
  • ひとり法人:年払い 2,980円/月(35,760円/年)・月払い 3,980円/月(すべて税抜)
  • スターター:年払い 5,480円/月(65,760円/年)+従量課金・月払い 7,280円/月+従量課金(すべて税抜)
  • スタンダード:年払い 8,980円/月(107,760円/年)+従量課金・月払い 11,980円/月+従量課金(すべて税抜)
※19

freee会計 新設法人向け ひとり法人:請求書の一括作成・一括送付と経費精算は対応しない。電話サポートは対象外(チャット・メールは利用可)。メンバーは1人(追加は最大2人まで)。入出金管理は入金・支払管理レポートなし※19

スターターに「インボイス制度・電子帳簿保存法完全対応」と記載。ひとり法人プランのインボイス対応は記載を確認できず※19
freee会社設立(利用料は無料)。電子定款の事務手数料5,000円は、freee会計の年間契約で無料と記載。会計ソフトへの引き継ぎは記載なし※20
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マネーフォワード(クラウド会計)

全プラン:1か月間のお試し

1か月間のお試し(クレジットカード不要、有料プランへの自動移行はない、1事業者につき1回)。法人限定キャンペーンとして、2026年7月1日から10月31日までの新規契約で、年払い・カード決済・専用フォームから応募・2026年11月30日までに所定の件数の仕訳を登録すると、Amazonギフトカードを進呈と記載(ひとり法人プランは15件以上で8,000円分、スモールビジネスプランは40件以上で40,000円分、ビジネスプランは60件以上で85,536円分)

※13※21※22
  • ひとり法人プラン(新設法人1年目向け):年払い 2,480円/月(29,760円/年)・月払い 3,980円/月(税抜。税込年額は32,736円と記載)
  • スモールビジネスプラン:年払い 4,480円/月(53,760円/年)・月払い 5,980円/月(税抜。税込年額は59,136円と記載)
  • ビジネスプラン:年払い 6,480円/月(77,760円/年)・月払い 7,980円/月(税抜。税込年額は85,536円と記載)
※13※21※22

マネーフォワード クラウド会計 ひとり法人プラン(新設法人1年目向け):消費税申告書の作成は利用できない(ビジネスプランのみ)。1会計年度に登録できる仕訳は500件まで。利用者は1名。AI-OCRからの入力は月30件まで。振込FBデータの作成・帳簿残高と口座残高の突合・優良電子帳簿への対応は利用できない※13※21

プランごとのインボイス対応は、料金ページに記載を確認できず。請求書の作成は「可」と記載※14※21
マネーフォワード クラウド会社設立(サービス利用料0円)。電子定款の作成費用は有料プランの契約で負担と記載。会計への引き継ぎは記載なし※23
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プランの並びと「いちばん料金が低いプラン」の意味は、個人事業主の表と同じです。会社向けの表では、各社の製品名とプラン名が個人事業主向けと異なります。

料金に添えられている注記(会社向け)

会社の場合:会計ソフトだけで法人税申告書まで作れるか

会社の決算では、会計ソフトで決算書を作ったあと、法人税の確定申告書(法人税申告書)を作って出します。次の3社について、公式サイトで、会計ソフトのプランの中だけで法人税申告書を作れると書かれているページは、確認できませんでした。各社の記載は次のとおりです。

法人税申告書の作成と提出を税理士に頼む場合の考え方は、開業・会社設立のときの税理士の探し方にあります。

条件別に見る

次は、条件ごとに、各社が公式サイトやヘルプ、利用規約に書いている内容を並べたものです。書かれていないことは、「記載なし」と書いています。

請求書の発行(インボイス)も同じサービスで行いたい場合

開業届や会社設立の書類を、同じ会社のサービスで作りたい場合

税理士とデータを共有したい場合

プランを途中で変えたい、または解約したい場合

この記事の前後

出典

本文と表の※の番号は、次の出典に対応しています。